空手とパワハラ

こんにちは!

 

2021年4月に空手の東京オリンピック組手女子61kg超級代表の

植草歩選手がパワハラ被害を訴え、全日本空手道連盟全空連)の

香川政夫選手強化委員長(当時)が辞任しました。

 

2021年1月に香川氏が竹刀を用いた練習を行ったことで

植草選手が目を負傷したことが事実と認定されました。

 

東京オリンピックでは植草選手は惜しくも予選敗退でした。

周囲への感謝の気持ちを口にしていました。

竹刀を使った練習方法があるとのことですが、目に竹刀が入るのは

怖いと思います。実際にケガもしています。いろいろなことを

乗り越えてのオリンピック出場はすごいことだと思います。

 

植草選手は2013年に東京オリンピックの開催が決まった後で

空手界の顔としてメディアにも積極的に取り組んできました。

 

2016年の世界選手権で悲願の初優勝を果たしました。

東京オリンピックでのメダルを期待されていた選手です。

 

もしパワハラ騒動がなければ、本来の力をもっと発揮できたのではと

思うと残念でなりません。

 

パワハラをする意味は何なのでしょうか。

こういった報道がなされると、被害を訴えた方にも非があるとの情報も入ります。

勝利を目指すとしても、勝利につながらない行動には何の意味もないのでは。

 

もし会社としても、パワハラは会社の利益にはつながらないのではとも思います。

一時的には会社の利益が上がったりすることもあるかもしれませんが、

会社や組織に不信感を持ったまま仕事することに、ストレスなどから離職率

上がると、最終的な売り上げにはつながってこないのではと思います。

 

よく安全を軽視する動きも見られます。利益につながらない安全活動には

理解が示されず、そのまま放置されることもあります。監査の時だけ

やっていればいいという人もいます。上司の人の前だけできちんと

やればいいという人や、弱い立場には徹底的にやりこめる人もいます。

 

一番大事なことはケガや事故や病気が起きないことではないでしょうか。

その上で練習や仕事が出来る環境があり、結果や利益がついてきます。

人が仕事や練習を頑張っているところを、何かけちをつけてくる人たち。

そのこと自体がまず問題なのではと思います。

そしてそれをあおってくる周りの人たち。止めようとしない人たち。

一番大事なことは何なのかと問いかけたくなります。

人によってもちろん違うでしょう。しかし人間なのだから話し合いで

解決できないでしょうか。