赤ちゃんに納豆はいつから食べさせていいのか!

こんにちは!

納豆を加熱すれば離乳食の中期の7~8か月頃から赤ちゃんは

納豆を食べられるようになります。

 

納豆を加熱することで、独特の臭いや粘りを適度に取ります。

加熱することで離乳食中期の赤ちゃんにも食べやすくなります。

ひきわり納豆を使用するほうがいいです。

ひきわり納豆を加熱してペーストにするか、細かく刻んで与えます。

付属のたれは付けないようにします。

 

離乳食完了期の1歳から1歳6か月頃になると、

小粒納豆も食べられるようになります。

手づかみ食べが10か月くらいで出来るようになるとしても、

それでも納豆の粒は赤ちゃんには大きいです。

ひきわり納豆を包丁で細かくたたいたり、ひきわり納豆より

粒が細かいきざみ納豆を与えるようにします。

 

ただ納豆には独特の臭いと食感があるので、赤ちゃんによっては

食べない子もいます。無理に食べさせようとせずに、様子を見ましょう。

好き嫌いなく大きくなるように育てたいですが、焦りは禁物です。

柔らかく茹でたカボチャやサツマイモなどの甘い野菜と混ざてあげると、

赤ちゃんが食べやすくなります。

 

納豆は蒸した大豆に納豆菌を付けて発酵させた発酵食品です。

 

発酵食品とは、食品を細菌やカビ・酵母菌などの微生物の使用によって

発酵させた食品のことです。

たんぱく質や糖を微生物が分解することで、元々の食品にはない

うまみや栄養素が加わります。

体に不可欠な酵素を摂取できたり、長期保存が可能になるといった

メリットがあります。

 

納豆を作るために欠かせない納豆菌。

わらなどに存在する枯草菌の一種です。

納豆菌が多くの酵素を作り出すことで、大豆にはない栄養素がプラスされ、

栄養価がアップします。赤ちゃんに食べさせるのにいいと思います。

消化促進や生活習慣病の予防、骨粗しょう症の予防などにも

様々な効果が期待できます。

 

糸引き納豆は、「丸大豆納豆」「ひきわり納豆」「五斗納豆」の3種類。

一般的なものは丸大豆納豆です。ご飯によく合う小粒納豆や

そのまま食べてもおいしい大豆納豆です。

 

ひきわり納豆は大豆を細かく割り、皮を発酵させてから作ります。

粒が小さいため、和え物にもよく合います。

離乳食にも向いている理由だと思います。

 

五斗納豆は山形県置場地方の保存食です。

ひきわり納豆に米麹・塩を混ぜて数か月熟成させて作ります。

 

寺納豆。別名塩辛納豆。蒸した大豆に麹菌を付けて発酵させ、

塩水に浸けて熟成・乾燥させたものです。

 

納豆は発酵により大豆が本来持っていない栄養素がプラスされ、

栄養価がアップしています。

 

「ナットウキナーゼ」は血栓の元となるたんぱく質を分解する

効果があります。動脈硬化予防に期待できます。

 

納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸は、カルシウムの

吸収を促進する効果や腸内環境を整える効果もあります。

 

納豆には食物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を

整えてがんなどの生活習慣病予防にも期待できます。

 

しかしナットウキナーゼなどの酵素は熱に弱いです。

離乳食の場合は熱を加えないと、赤ちゃんは食べにくいです。

体に良い納豆を生涯食べられるように、離乳食の時期から

納豆に慣れさせたいところです。

大きくなっていくと熱を加えない通常の納豆を食べられます。

より効果が期待できると思います。

 

納豆にはビタミンKも含まれています。ビタミンKはカルシウムの

骨への吸収を助ける働きがあります。

 

納豆に豊富に含まれている「イソフラボン」は、ポリフェノール

一種です。ハリのある肌、骨粗しょう症・更年期の予防にいいです。

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