こんにちは1
0~14歳は小児です。
15歳~39歳をAYA世代としています。
AYA世代とは、Adolescent & Young Adultの略で
思春期や若年成人を指します。
AYA世代の方は特に学び盛り・働き盛りとされています。
学業や仕事、育児に忙しくされている方が多いです。
2016年と2017年に初めてがん治療を開始したAYA世代の
がん患者は、5万8,837人です。
AYA世代のがんは25歳を過ぎると急速に増えます。
15~19歳では3%、20~24歳では6%、25~29歳では14%、
30~34歳では27%、35~39歳では43%と大きく増加します。
30代での発症が40代未満のがん患者の約7割です。
特に忙しい時期で、やりたいことがたくさんある時期に
がんという病気を突き付けられると、どうしたらよいか
分からなくなります。ものすごくショックを受けます。
周りの方もとても心配します。まさか自分がと思わずには
いられません。
AYA世代のがんに限ると、約75%が30~39歳です。
20~39歳までのがん患者の約80%は女性で、
年齢と共に増えていきます。
小児から19歳にかけては、男女の割合はほぼ同じです。
20歳を超えると女性の割合が増えはじめ、25~39歳に至っては、
圧倒的に女性の罹患数が高くなります。
AYA世代に多いがんは子宮頚部上皮内がんです。
次に乳房上皮内がんの順です。
25歳以降のがん患者の急増は、女性における子宮頸がんと乳がんの
増加です。
一般的にがんは高齢者に多い病気とされています。
50代から増加し、高齢になるほど高いです。
女性のがんは高齢になるほど、消化器官と肺がんの割合が上昇します。
40歳代では子宮頸がんや乳がんの割合が多数を占めており、
女性特有のがんでは若い世代も注意する必要があります。
日本人の乳がんは女性ホルモンを栄養として増えるタイプが
全体の8割です。
初潮が早い方(11歳以下)と閉経が遅い方(55歳以上)など、
生理の回数の多い人ほど、乳がんになりやすいです。
出産経験のない方や35歳以上での高齢出産も乳がんの発症リスクを
高めると言われています。
定期的な検診を受けることが重要です。
一生涯でがんに罹患する確率は、男性65.5%(2人に1人)、
女性50.2%(2人に1人)となっています。
これに対しがんで死亡する確率は、男性23.9%(4人に1人)、
女性15.1%(7人に1人)です。
現在40歳の人が10年後までにがんと診断される確率は、
男性1.6%、女性4.1%です。
また50歳の人が10年後までにがんと診断される確率は
男性5.4%、女性6.6%です。
年齢別に見ると50歳頃までは低い確率です。
生涯で見ると男性の方が、がんに罹患する確率が高いです。
年齢別では30~40代の女性の方が高くなります。
この年代の女性は女性特有のがんのリスクに注意が必要です。
がんに罹患した人のうち、5年後に生存している人の
比率は全体の6割以上です。
特徴的なものとして、生存率が高いがんの部位は、
一方ですい臓がんは7%と治癒が難しい部位もあります。
がんの治療技術は年々進化しており、がんが治癒する
確率も上がっています。
一方で再発や長引く治療の負担が増えていることもあります。