こんにちは!
働き方改革や新型コロナウイルスによるテレワークの普及に伴い、
ワークライフバランスの見直しを考えている人が増えています。
中でも趣味や旅行の時間のため自由時間を増やしたい人は、
定年前に会社を辞める「セミリタイア」に注目しています。
会社を辞めて貯蓄を切り崩したり、最低限のアルバイトや
投資をしたりして生活します。
リタイヤには大きく分けて、「完全リタイヤ」、
「ミニリタイヤ」、「セミリタイヤ」の3種類があります。
「完全リタイヤ」はいわゆる老後生活です。
退職した後に何も仕事しないで生活していくことです。
「ミニリタイヤ」は期間限定でリタイヤ生活を送ることです。
例えば1年のうち半年働き、残り半年は何も仕事をせずに暮らす
ライフスタイルのことです。
「セミリタイヤ」はアルバイトや投資をしながら、最低限の収入を
確保しつつ、フリーランスのように自由時間を多く残しながら、
生活していくライフスタイルのことです。
つまりセミリタイヤは完全リタイヤとは異なり、
社会との接点を全て捨てているわけではありません。
貯蓄状況を考慮しながら、必要な分だけ働き、
可能な限り自由に生活するイメージです。
セミリタイヤを考える上で理解しておきたいのが、
「早期優遇退職制度」です。
従来は企業業績が悪化した企業が経営再建に向けて
人件費を抑制するために、退職を促す目的で行われていました。
しかし近年では多様化する働き方に合わせて、
組織の活性化や若返りを目的として行われるようになりました。
早期退職というとマイナスイメージがありますが、
割増退職金があったりもします。
40~50代(一般的に45歳以上かつ勤続年数20年以上)の人が対象です。
割増退職金をセミリタイヤの原資に回すことを考える人もいます。
20~30代で退職するのは、資金面で難しいケースが多いです。
40代から50代になり、子供が独立していれば、生活費も少なくなります。
割増退職金をもらえれば、セミリタイヤできる可能性は高くなります。
ただし1億円近くのお金は必要です。
資金運用の必要もあります。多少不足があっても、最低限の収入を
得るために稼ぎながら生活する必要もあります。
リタイヤする年齢を先送りすれば、必要な貯蓄額は少なくなります。
資産運用する期間も短くなりますが、生活費の支出を抑えることは必要です。
できればセミリタイヤ前にマイホームを手に入れるようにします。
マンションやアパート経営といった家賃収入があれば安心です。
専門的な技術を身に付けておきます。50代からの再就職に必要です。
セミリタイヤすると社会的信用は低下します。
新たにクレジットカードを作ったり、住宅ローンを組んだりすることは
難しくなります。賃貸で何らかの事情で立ち退かなくてはならないときに
新しい住居を見つけることも難しくなります。