こんにちは!
一般的に「認知症」は高齢者に発生すると思われています。
しかし65歳未満で認知症を発症することもあります。
「若年性認知症」と呼びます。
病気の症状は高齢の認知症と変わりません。
それでも老化現象がない分、認知症の症状が目立ちやすいです。
周囲も変化や進行を感じやすいです。
基礎疾患の比率も異なり、アルツハイマー病や他に
頭部外傷後遺症が原因となる場合があります。
認知症は高齢者になってからの病気という思い込みがあり、
発見が遅れるケースがあります。
もの忘れがひどくなったなど気になる症状があっても、
「働き過ぎて疲れているから」
「更年期障害かな?」
とその年代独自の症状に埋もれてしまいます。
もしかして認知症かもと思った時は、
既に症状が進行していることが少なくありません。
早期発見、早期治療により、社会人人生を伸ばせる可能性もあります。
「あれ?」「普段と違う?」「ちょっとおかしいかも?」
と思ったら、認知症専門医がいる外来で診察を受けることがおすすめです。
専門のお医者様に見てもらうことで安心が出来ます。
若年性認知症の推定発症年齢の平均は51.3歳です。
まさに働き盛りが多い年齢です。
若年性認知症は女性よりも男性に多いです。
未成年や就学中の子どもがいる場合もあります。
同じ境遇の子どもたちで話す場があると、精神的な負担が
軽くなる場合があります。
若年性認知症の患者の方は体力があり、介護者より
身体が大きい場合があります。
家族だけで抱え込まないように、自治体の支援も頼ります。
在職中の会社や役所、主治医、若年性認知症相談機関に
相談します。